先日の京都芸術デザイン専門学校の卒業式の日、卒業式会場の横で京都造形芸術大学通信学部の卒業・修了制作展が行われていました。その展示会の案内パンフレットに千住博学長からの卒業制作展に寄せての寄稿文が掲載されていました。

そこには、「私は30年間ひたすら絵を書き続けて来ました。」という言葉からはじまり、学生時代多くの画家を目指す自分よりも才能も力量のある仲間が今ではなんらかの言い訳を見つけ舞台を降りてしまったこと。今でもちゃんと発表しているのはわずかになったこと。俗に言うところの成功する画家は、成功するまでやった画家、というだけの話だと思っている。そして、戦争や病気で何年も画壇から遠のいた画家たちが後に大巨匠となった例の多いこと。熱意は必ず実を結ぶ。こつこつと一筆一筆大切に、自分のペースで仕事を重ねて作家活動を続けてください。というようなことを寄稿されておられました。

千住博学長がおっしゃられることは、何も美術界だけでなく、その他の業界全体に言える事なのではないかと思います。実際に30年間筆をにぎりつづけ成功をおさめている方の言葉はずっしりと重みがあります。

多くの人が本当に自分の進みたい道をあきらめることなく、情熱を失わず、ネバーギブアップの不屈の精神で成功を、また幸せを掴み取る。それを後押ししてくるようなそんな勇気溢れるメッセージだと思います。

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