Alatus
箸
w. 220 X d. 10 X h. 12mm
24g
素材:チタニウム
製造:日本
Alatus Black
箸
w. 220 X d. 10 X h. 12mm
24g
素材:チタニウム、IP加工
製造:日本
年間250膳の割箸を消費する日本。その代替品として開発されたチタニウム製お箸Alatus(アラツゥス)。箸置きもいらず、さらには動作をもエレガントに誘導し、永く愛されるべく生まれてきました。
Alatus
『Alatus/ アラツゥス』とはラテン語で、「翼のある」という形容詞。お箸を使っていると箸元がまるで羽が動いているようにも見える印象そのままに名付けられました。ラテン語は、イタリア語、ギリシャ語、フランス語、スペイン語の語源になっている言語です。それらの派生言語のように、どんどん枝分かれして、自然や私たちを取り巻く環境に対する意識が発展していけばという願いが込もっています。
Background
日本での割り箸の消費量は、年間250億膳。その9割以上の輸入先は中国。中国では年間450億膳の割り箸を製造、およそ166万立方メートル、約2500万本の木材に相当し、それは、東京ドーム約7個分、18500戸の木造住宅にあたる木材を消費しているそうです。中国でも割り箸の消費は増え始め、環境保護のために中国政府は、木材製品の関税上げるなどの処置をとり、森林伐採に歯止めをかけようとしています。また、木材から育成の早い竹材にシフトする傾向もある割り箸ですが、竹は時間経過すると変色するという性質から、多量の亜硫酸ナトリウムという薬品で変色防止加工が施され、食の道具として疑問を呈しています。このような背景から、「割り箸の代替品を」という目的で生まれたのがこの『Alatus』です。また、永く使いつづけて頂くために、道具としての機能だけでなく、”もの”としての美しさ、それを使う動作としての美しさにもこだわりました。
Titanium
チタニウムは、鉄の60%の軽さ、鉄の2倍の強度、海水では白金(プラチナ)に匹敵するほどの耐食性があり、金属アレルギーがなく、金属臭もありません。また、人工骨として医療の現場で使用されるなど、人体にも安全です。もちろん、洗浄機での洗浄でも摩耗や腐朽せず、100%リサイクル可能で、半永久的にご使用頂けます。さらに水滴や汚れがつきにくいのも特徴です。熱伝導率が低く、カトラリーとしても最適な金属です。
Design
このお箸は、スタンド状態にすることができ、箸先がテーブルに着かず、箸置きの必要がありません。有機曲線は手にフィット感を与え箸の持ち位置を安定させます。また、スタンド状に置こうと思うと、手元の動作が優雅にならざるをえないという特徴も併せ持ち、取り上げる際には、右手で持ち左手で箸先を支えて、右手で持ち替えるという茶道のような優雅な動作を誘導します。
IP(イオンプレーティング)
イオンプレーティング(略してIPと呼ばれます)は、アメリカ航空宇宙局 NASA で確立された表面処理(メッキ)技術で窒化チタン等の非常に硬い膜を処理品(フレーム)に堆積させ、その表面を物理的/化学的に保護します。アポロ計画の月面車の表面処理にも使用され脚光を浴びました。
イオンプレーティングを利用した場合の特徴
●空気に触れる事で酸化し、黒ずんでしまうチタン表面を保護します。
●傷つきにくい(硬さは鋼の約3倍。金メッキの約10倍。)
●錆びない(皮膜は窒化チタン等の非金属なので汗や酸素に侵されない。)
●剥がれにくい(皮膜はフレームに深く食い込むので 通常のメッキよりも密着性が高く耐久性に優れている。)
●金属アレルギーの心配がありません。(皮膜は非金属。)