3月25日付けの毎日.jpで、放射性物質の食品や飲料水、規制値緩和記事:内閣府の食品安全委員会は25日、暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固めた。原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を用い、水や食品から1年間に摂取するヨウ素を50ミリシーベルト以下、セシウムを5ミリシーベルト以下としている。
と報道されました。ヨウ素の摂取量が33ミリシーベルトから50ミリシーベルトに引き上げられます。
放射性物質は、この基準値なら安全というものではなく、この基準値なら癌などの健康被害を起こす確率が少ないというもので、報道されているような「それを摂取しても全く安全」ということではありません。
放射性物質が放出され、土壌や海、食品や飲料水の汚染が噴出してきました。おそらくこれからもでつづけると推測します。このまま事態が収束に向かえばよいものの、それでも放出されてしまった、そしてまだ放出されつづけている放射性物質がある以上、たとえそれが微量でも少しづつ汚染は広がって行き、ましてやそれを摂取しつづけると微量が微量でない量に達するというのは、おそらく多くの方が気づいていらっしゃることでしょう。
今後、多くの方が、大きな選択をしなければいけなくなるのではないかと思います。自分のため以上に、子供のために、孫のために、私たちの子孫や愛する人のために・・・。
やるせなさで一杯ですが、報道で伝えられる「冷静な対応」をするには、多くのデータや情報が必要です。確かな情報を活用できるよう、情報源を掲載しているページは日々追加しています。事態を把握し、判断をする際の情報リソースとしてご利用ください。
参考資料: