すごいタイトルですが、これはクリス・アンダーソンの新書[MAKERS]の副題です。彼の著書で[FREE] という本も読みましたが、彼の著書はとにかく新時代の到来を感じさせてくれます。今回のこの本も、副題が語るように今までの産業構造変換の前触れに触れていて、すでにその流れは始まっています。
本からの抜粋:
今日の起業家は、オープンソースのデザインと3Dプリンタを使って製造業をデスクトップで展開している。カスタム製造とDIYによる製品デザインや開発を武器に、ガレージでもの作りに励む何百人という「メイカーズ」世代が、製造業の復活を後押しする。世界規模で進行する<メイカーズムーブメント>を決定づける一冊。
こういう本は、読んでいて何かワクワクします。今までの産業構造だけでなく、会社のありかたや優秀な人材のネットワークなどが国境を超えてしまう。インターネットの発達によって、知が結集するのが現実化していくようです。
サンマイクロシステムズ共同創業者のビルジョイの法則「いちばん優秀なやつらはたいていよそにいる」は、的を得た理論であってもそれを克服するのは難しかったのですが、今やそれが現実になるという奇跡的な変化を迎えています。
ヒエラルキーなどの今まで社会構造が崩れ、まったく違った観念の価値観が台頭していくような、もちろんそれには時間がかかるとは思いますが、そんな気がしています。
それに触発され、もの作りの共有ラボラトリー、”FabLab”や”FabCafe”のようなものを京都に作れないだろうかと考えています。もの作りの共有ラボラトリーの詳細は、下記リンクよりご覧ください。
ファブラボ – Wikipedia
FabLab Japan
京都は大学も多いので、MITや世界のネットワークとのコラボなども面白いのではないでしょうか。すでにどこかの水面下では進行中なのかもしれませんが、何か共有できればと思っていますので、よければご連絡ください。
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